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ユニー・ファミマHDが年初来高値 純利益予想の上方修正を好感:ブランド転換済み店舗が好調
ユニーファミマHDの株価が急騰。午前9時33分に前日比740高(+6.1%)の1万2940円を付け、年初来高値を更新。2018年3〜8月期の純利益予想を上方修正する点が好感された。
10月5日の東京株式市場で、ユニー・ファミリーマートホールディングス(HD)の株価が急騰。午前9時33分に前日比740高(+6.1%)の1万2940円を付け、年初来高値を更新した。午前の取引を終えた時点での株価は、前日比590円高(+4.8%)の1万2790円。
4日の取引終了後、2018年3〜8月期の連結業績予想を修正すると発表。売上高は従来予想比0.6%減の6410億円としたが、事業利益を16.5%増の495億円、純利益を33.3%増の300億円に上方修正した。
利益予想を増額した要因は、(1)サークルKサンクスからファミリーマートへのブランド転換を終えた店舗の日販が好調に推移している点、(2)不採算店舗の閉鎖によって販売管理費の削減が計画以上に進んだ点、(3)18年5月に香港のスーパー事業を現地の投資ファンドに売却した際の売却益を計上する点――など。
ただ、コンビニへの情報システム機器などの前倒し導入による支出を見込んでいるため、19年2月期通期の業績は従来予想(売上高1兆2702億円、事業利益773億円、最終利益400億円)のまま据え置く。
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