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会社をつぶし、手掛けた2つのサービスが終了 それでもチャンスをもらえる「許され力」の正体とは?失敗からの再起(5/6 ページ)

挑戦には失敗がつきものだ。しかしそうとは言え、すべての人が等しく再起を許され、新たなチャンスをものにできるわけではない。失敗しても許され、再起できる人とそうでない人の違いはどこにあるのだろうか? 「タップル誕生」を手掛けるマッチングエージェントの合田武広社長が自身の経験を語った。

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――ちょっと癪ですよね?

 まあ、そういう気持ちも少しはあります。丸くなったわけじゃないんだけどな、と。でも、内なる炎は持っているつもりです。

「『タップル』をやりたいから」と入社する学生も
「『タップル』をやりたいから」と入社する学生も

 サイバーエージェントはたくさん新規事業を立ち上げていますが、撤退のルールが明確に引かれているんですよ。期限までにこれだけ営業利益を出さないといけないなど。だから安定的に利益を生んでいかないことには、事業を継続させられないのです。

 でも、僕らは地道にやってきたおかげで、利益もそうですし、サービスに対する社内的な風向きもだいぶ変わってきました。それこそ、やり始めた当初は「出会い系」に対するイメージが良くなくて、「結婚しているからこの事業には行きたくないです」といった人も多かったです。今は「『タップル』をやりたいから」と言ってサイバーエージェントに入ってくる学生がいます。社内にも「『タップル』で結婚相手を見つけました」という人が何人もいます。そうやって結婚報告を受けるのは何より嬉しい瞬間ですね。

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