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芥川賞作家・羽田圭介さんが説く「投資の思考回路」の作り方:若いうちから少しづつ投資すべき理由(3/3 ページ)
人生100年時代というのは、定年退職してから退職金を資産運用して暮らしていこうと思っても遅すぎる時代に入ったということを意味する。では、若いうちからどのようにして投資を始めるのか? 自身の投資経歴を元に、投資の思考回路の作り方を、芥川賞作家の羽田圭介さんが話した。
投資によって余裕を作り、本当にやりたいことをやる
投資の思考回路は作っておくべきだが、それをメインにしてはいけないと羽田さんはいう。
「若いうちから投資にむちゃくちゃ時間を割く必要はない。収入の低い人がいくら資産運用を頑張っても、例えば10万円を20万円にしても10万円増えただけ。そんな時間があったらバイトでもしたほうがよっぽどもうかる。収入の高い人も、株を調べるよりは、得意な事業をやったほうがはるかにもうかる。投資で増やすよりも本業や副業で増やせるなら、まずそっちをやるべき。株に過度な期待はしないほうがいい」
それでも投資を続けるのは、自分の中で余裕を作るためだ。
「投資で、稼いだお金が自動的に増える仕組みを作っているので、余裕があって、採算がとれないようなこともできる。大事なのはお金ではなく時間。本当にやりたいことに余裕をもって取り組むために資産運用をやるといい。小説家として、どうせ書くんだったら、自分が本当に書きたいことだけ書いていこうと思う。でも、本当に書きたいことってあんまりお金にならないことがあるんですね。でもお金の心配がなかったら、それができるんです。時間を得るために、資産運用で安心を得るのは大事なことだと思います」
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