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ユニー・ファミマ、ドンキにユニーを売却:総合スーパー止めコンビニに注力(2/2 ページ)
ユニー・ファミマがドンキに総合スーパー・ユニーの全株式を売却する。総合スーパー事業が不振のためサークルKサンクスをファミマに転換してコンビニに注力する。
ユニーの生鮮ルートを取り入れる
一方、買収でドンキHD全体の売上高は1兆6000億円強となる。同社はディスカウントストア「ドン・キホーテ」など日本国内で379店舗(6月末現在)を展開している。買収でユニーの190店舗(10月現在)を傘下に収めることになる。
ドンキHDはユニー・ファミマHDとの業務提携の中で、既にユニーの「アピタ」「ピアゴ」6店舗について共同開発を進め「MEGAドン・キホーテUNY」としてリニューアルオープンした。転換後の3〜8月の売上高は前年同期比の1.9倍となるなど一定の成果を挙げている。今後もユニー側に安売りや陳列に工夫を凝らした「ドンキ流」の店舗戦略を反映しつつ、ユニーが得意とする生鮮食品などの仕入れルートを自社店舗に取り入れて強化していく方針だ。
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