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阪神・金本監督を辞任に追い込み、チームも崩壊させた背景赤坂8丁目発 スポーツ246(1/5 ページ)

阪神タイガースの金本知憲監督が今季限りでの辞任を表明した。虎党からは「ホンマかいな」と驚いたかもしれないが、成績不振の責任を取り、指揮官は身を引くことに。それにしても、なぜ金本監督は結果を残すことができなかったのだろうか。原因を探っていくと……。

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 虎党は「ホンマかいな」と驚いただろう。来季続投が決まっていた阪神タイガースの金本知憲監督が今季限りでの辞任を表明したからだ。今季のチームは17年ぶりの最下位。その責任を取り、指揮官は身を引く決意を固めた。

 昨今の低迷に頭を抱えたフロントの幹部が来季続投の方針を打ち出しておきながら本人に“肩叩き”を進めていたとの情報も飛び交っている。ただ、何にしても金本監督は指揮官としての役割に自らピリオドを打った。


(写真提供:ゲッティイメージズ)

 辞任したから潔し――。金本監督の電撃辞任について世間では同情的な見方をしている人も見受けられる。それは、そうかもしれない。しかしながら、失敗は失敗だ。そういう安直な美談で済ませてしまっては、今後も監督人事や選考において同じような失敗を繰り返すことにもつながりかねない。

 だから反面教師あるいは今後の反省材料にする意味でも、あえて「金本阪神の大罪」として、タイガースの3年間を舞台裏で取材した自分の視点から検証してみたいと思う。いろいろな意見があると思うが、これはあくまでも個人的な見解も含まれているので、その点はどうかご容赦いただきたい。

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