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大戸屋、初の「ご飯おかわり無料」開催 学生限定・11月末まで:一般向けは「予定なし」
大戸屋が学生限定で「ご飯のおかわり無料」キャンペーンを開始。ご飯のおかわりを無料化するのは同社初。若年層の来店促進などが狙い。
定食チェーン「大戸屋」を運営する大戸屋は10月16日、学生限定で「ご飯のおかわり無料」キャンペーンを始めた。同社がご飯のおかわりを無料化するのは初めて。若年層の来店促進と、同日発売した、福島県内の高校と共同開発したメニューの販売促進が狙い。
日本国内の「大戸屋」全店舗(354店)で実施し、11月30日に終了する。学生が店員に学生証・通学定期・通学定期などを提示すると、おかわりを提供する仕組みで、定食のご飯と単品のご飯が対象となる。
年齢を問わず、上記の証明書を提示した人は全て学生と見なす。おかわりに回数制限はなく、何度でも注文できる。白米・五穀米の両方に対応するが、「少なめ」の注文には対応しない。
同日発売したのは、福島県立ふたば未来学園高校(福島県双葉郡)と共同開発した「ふるさとおうちごはん〜ソースカツサラダとほうれん草のすいとん定食〜」(税込980円)。地元・福島の味を取り入れたメニューで、1食当たり20円をNPO法人に寄付する。今回のキャンペーンによって周知を図る。
一般向けは「予定なし」
大戸屋ホールディングス(HD)の広報担当者は「若い人はご飯をたくさん食べて、勉学やスポーツに励んでほしい」と話す。だが、「今後、ご飯のおかわり無料キャンペーンを一般向けに提供する予定は現時点ではない」としている。
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