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トヨタ、「ノア」など約30万台リコール タカタ製エアバッグ問題で新たに届け出エアバッグ破損の恐れ

トヨタは、タカタ製エアバッグの欠陥などによって、「ノア」など約30万台をリコール。

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 トヨタ自動車は11月1日、乗用車「ノア」「カローラ」など計22車種29万8445台のリコール(回収・無償修理)を国土交通省に届け出た。助手席用エアバッグ展開時に、部品が破損する恐れがあるという。タカタ製エアバック部品の欠陥による、新たなリコール対象となる。製造期間は2000年11月〜06年6月。

 助手席用エアバッグのインフレータ(ガス発生装置)において、ガス発生剤の吸湿防止が不適切であることから、温度や湿度が変化することでガス発生剤が劣化し、エアバッグを開いたときにインフレータ容器が破損する恐れがある。

 これまでに不具合は発生していないが、全車両について、予防的措置としてエアバッグインフレータなどを代替品と交換する。

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リコールの対象箇所(出典:国土交通省

 また、エアバッグコントロールユニットの不具合についても、「シエンタ」など計11車種3万6002台のリコールを届け出た。製造期間は03年1月〜15年6月。

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トヨタ「シエンタ」(前モデル)

 エアバッグコントロールユニットにおいて、電気ノイズの影響に対する検討が不十分だったため、ノイズ耐力が不足しているものがあるという。そのため、車両の電装部品から発生するノイズにより、ユニット内のICチップが損傷し、最悪の場合は走行中にエアバッグが展開する恐れがある。

 これまでに4件の不具合が報告されている。全車両について、エアバッグコントロールユニットを対策品に交換する措置を取る。

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リコールの対象箇所(出典:国土交通省

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