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「いきなり!ステーキ」がいきなりギネス達成 24時間で1734食を提供:客足を回復させられるか(2/2 ページ)
いきなり!ステーキがギネス世界記録を達成した。チャレンジタイトルは「レストランにて24時間で販売されたビーフステーキ最多食数」で、1734食を提供した。客足を回復させるきっかけになるか
力強い再成長ができるか?
膨張を続けるいきなり!ステーキだが、成長が鈍化していると指摘する声もある。実際、既存店の客数と売上高は18年4月から6月まで前年同月比マイナスの状況が続いた。全国津々浦々まで店舗が広まったことで、「物珍しさ」から来店するお客の数が今後減っていく可能性もある。
ペッパーフードサービスはいきなり!ステーキ事業を再成長させるために、さまざまな施策を打ち出している。例えば、「300号店達成キャンペーン」として8月6日から3日間限定でワイルドステーキ(300グラム)を1000円(税込)で販売した。また、デリバリーも開始しており、六本木店(東京都港区)と立川北口店(東京都立川市)の2店舗を軸に取り扱い店舗の拡大を図るとしている。
今回のギネス世界記録チャレンジは、話題を喚起することで、離れつつあるお客の来店動機を高める狙いもあるとみられる。11月6日からのキャンペーンで、客足を取り戻すきっかけをつかむことはできるだろうか。
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