ニュース
スシロー、海外でどんどん出店 3年で3カ国進出へ、次はどこ?:海外店舗比率1割めざす(2/2 ページ)
スシローグローバルホールディングスは、海外出店を加速する。3年間で新たに3カ国以上に進出する計画。海外店舗比率を全体の1割に引き上げる。「スシロー」がグローバルブランドに成長するための足掛かりをつくる。
3年間で100億円を海外に投資
また、設備投資も拡大し、海外事業に多くを振り向ける。今後3年間で約100億円を海外事業に先行投資する計画だ。
水留社長は海外展開について、「日本のメーカー企業は、世界のどこに行っても目にするブランドを培ってきた。サービス業のスシローとしても、世界各国で看板を目にするようなブランドに育てていきたい」と展望を語った。
国内では引き続き、スシローを3年で100店舗出店していく。主力の郊外型モデルの店舗に加えて、都心モデル、商業施設内モデルの店舗も広げる。郊外型モデルを年20〜30店舗、都心モデルを5〜10店舗、商業施設内モデルを5〜10店舗のペースで出店する計画だ。
中期計画では、21年9月期に売上高2400億円、純利益100億円の目標を掲げる。18年9月期と比べると、約10%増の成長を目指す。水留社長は「次のステージに向けた発射台となる3年にしたい」と意気込みを語った。
関連記事
- スシローの進化についていけなかったかっぱ寿司
かつて業界をリードする立場だったかっぱ寿司が、競合他社に次々と追い抜かれている。逆転を許してしまった背景にはいったい何があるのだろうか。 - スシロー幹部が熱弁「価格改定は新たなチャレンジだ」
スシローが9月14日からすしの価格帯を改定する。同日から、築地市場の名店と組んだフェアも始める。高品質の商品をそろえることでさらなる飛躍を目指すという。 - 「回転ずし」勝ち負け鮮明に スシローは上方修正、地方では倒産多発
スシローGHDが、通期業績を上方修正すると発表。主力のすしのほか、スイーツ類が好調という。一方、地方では、大手の寡占や原価高騰の影響で倒産する企業が増えている - すしを売らない「スイーツ専門店」開業 スシローの新たな挑戦の狙いは
あきんどスシローが、7月20〜29日の期間限定で東京・表参道にスイーツ専門店をオープンする。ノウハウを習得し、本格展開する計画もあるという。会見で上層部が狙いを話した。 - 回転すしの厨房はどうなっている? くら寿司で働く若きリーダーに見せてもらった
大手回転すしチェーンは安くてうまいすしを迅速に提供することで成長を続けてきたが、そのビジネスを支える厨房はどのようになっているのだろうか。くら寿司の新店オープンを次々と手掛ける若きリーダーに話を聞いた。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.