「小倉トースト」戦国時代到来? “最新”名古屋土産を食べてみた:定番だけじゃない(1/3 ページ)
帰省や旅行のとき、駅のお土産店で定番商品を買うことが多いが、楽しみ方はそれだけではない。“新定番”や駅にはない商品も発見できるかもしれない。名古屋駅周辺を巡ってみると、最近の傾向が見えてきた。
帰省や旅行を終えて帰るとき、お土産を買う人は多いだろう。楽しみながら複数の土産物店を回ることもあれば、「面倒くさいなぁ」と思いながら駅の売店に駆け込むことも少なくないかもしれない。
だが、急いで「定番」のお土産を買うだけではもったいない。帰省の場合、「見慣れたお土産ばかり」と思っている人が多いかもしれないが、少し見ない間に商品は様変わりしている。また、駅から少し足を伸ばせば、見たこともない商品に出会えるかもしれない。
みそかつ、手羽先、きしめんなど、名物の食べ物がひしめく名古屋駅周辺を、お土産を求めて巡ってみた。
人気のお菓子に「小倉トースト味」
10月に東海地方限定で発売されたばかりのお土産商品が「じゃがりこ 小倉トースト味」(カルビー)。じゃがりこの東海地方限定商品は他に「手羽先味」がある。他の地域の商品と比べても、甘い味は珍しい。
箱の中には、じゃがりこ4袋と「あんこ」のディップソース4個が入っている。じゃがりこにあんこをつけて食べる。
じゃがりこはバター風味。バターを塗ったトーストを表現しているようだ。それに粒あんとこしあんのスプレッドを付けると、一気に甘みが加わる。たっぷりとあんこを付けると足らなくなるが、付ける量によって好みの甘さに調整できる。新しい楽しみ方ができると感じた。
地元のおやつ「鬼まんじゅう」がういろうに
名古屋名物のお菓子の定番といえば「ういろう」だが、「ちょっと苦手」という人も多いかもしれない。しかし、最近は駅の土産売り場に並ぶういろうのラインアップが多彩になっている。アイスバーのように棒が刺さっている一口サイズのカラフルなものや、もなかに挟んで食べるものなど、気軽に手を出せる商品が多い。
その中で、「一口鬼まんういろ」(餅文総本店)を手に取った。「鬼まんじゅう」に懐かしさを感じたからだ。鬼まんじゅうは東海地方で定番のおやつ。もっちりとした生地に、角切りのさつまいもが入っている。確かに、ういろうと相性が良さそうだ。
一口サイズの鬼まんういろを口に入れた瞬間、「鬼まんの味だ」と思った。ぷるぷるとしていて甘みのあるういろうに、さつまいもの食感と甘さが包まれている。思っていた以上に鬼まんじゅうの味を再現していると感じた。
販売は10月上旬〜4月中旬の期間限定。黒糖味もある。
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