「小倉トースト」戦国時代到来? “最新”名古屋土産を食べてみた:定番だけじゃない(3/3 ページ)
帰省や旅行のとき、駅のお土産店で定番商品を買うことが多いが、楽しみ方はそれだけではない。“新定番”や駅にはない商品も発見できるかもしれない。名古屋駅周辺を巡ってみると、最近の傾向が見えてきた。
岐阜の人気店の優しい味
今度は名古屋駅の東側に出てみると、2016年3月に建て替えオープンした「大名古屋ビルヂング」がある。その地下に店を構える「ツバメヤ」は、素材の優しい味わいが人気の和菓子店だ。岐阜市に本店がある。
大名古屋ビルヂングの店には名古屋限定の商品もあり、その一つである「名古屋あんこサブレ」を購入した。人気商品「ツバメサブレ」と「ツバメヤのあんこ」をセットにしている。
素朴な味のサブレに、ふっくらと炊き上げられたあんこを載せる。くどすぎず、両方の味がお互いを引き立たせているように感じた。あんこはトーストに載せてももちろんおいしい。量が多いため、たっぷり載せてぜいたく感を味わえる。かわいいイラストが添えられたパッケージも特長的。定番のお土産っぽさがないため、一味違ったお土産を求めている人にも合うだろう。
大ヒットした「小倉トースト」系土産
小倉あんを使ったお土産を多く紹介したが、それは偶然ではなさそうだ。お土産売り場を見ると、小倉トーストをイメージしたお菓子が昔よりも増えている。
特に目立つ場所に高く積まれているのが「名古屋 小倉トーストラングドシャ」(東海寿)。7年前に発売された商品だが、年々販売数を伸ばし、今では名古屋土産の「新定番」となっている。1日に約4万枚売れているという。18年10月には、東京・池袋の東武百貨店で期間限定販売を実施した。
この商品のヒットもあり、小倉トーストをイメージしたお土産が増えているようだ。今後、さらに“進化”した小倉トースト系土産が出てくるかもしれない。
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