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コンビニでは正月に何が売れる? ローソンの担当者に聞いて分かった驚きの事実知られざる消費者心理(3/3 ページ)

コンビニでは正月に何が売れるのだろうか。ローソンの担当者に取材すると意外な結果が見えてきた。背景にある消費者の心理やニーズとは?

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牛乳や食パンが売れる

 ローソンでは1月1日に牛乳、食パン、豆腐、卵の売り上げが伸びる傾向が2017年から強まっている。人手不足対策の一環として1月1日と2日に閉店するスーパーが増えつつあるため、コンビニに立ち寄るお客が増えているからではないかと田中氏は分析している。また、一昔前は「コンビニの牛乳やパンはスーパーより高い」というのが一般的な認識だったが、現在では価格差が縮まってきていることも背景にある。

1月は最も売り上げが伸び悩む

 ここまで、正月ならではの売れ筋商品を紹介してきたが、実は1年の中で最も売り上げが落ちるのは1月だという。1月1日だけを切り取って見ると、売り上げは大きく伸びるのだが、それ以外の日は伸び悩む傾向がある。正月を過ぎると高揚感から覚めるためか、お客の節約志向が強まるとともに、寒くなるので外出する機会が減るからだという。ローソンが年末から期間限定のスイーツや肉まんを販売するのは、お客のニーズに対応するのはもちろん、少しでも1月の売り上げを伸ばそうという意図もある。

 このように、正月の売れ筋商品を見ていくことでお客の心理が見えてくるのだ。

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2018年12月26日から販売するローソンの期間限定スイーツ
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2018年12月26日から販売するローソンの期間限定スイーツ
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2018年12月26日から販売するローソンの期間限定スイーツ
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2018年12月29日から販売する「からあげクンまん 照焼チキン味」と「からあげクンまん ピリ辛チキン味」
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年賀ハガキがローソンで最も売れるのは12月31日と1月1日(出所:日本郵便公式Webサイト)
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