社員が選ぶ「働きがいのある企業」、三井不動産など上位に 1位はやっぱり……?:フラットな社風が高評価(1/2 ページ)
社員が最も「働きがい」を感じられる企業は? 就職・転職のための企業リサーチサイト「Vorkers」が調査結果を発表。セールスフォース・ドットコムや三井不動産が上位に入った。1位は……?
社員が最も「働きがい」を感じられる企業はGoogle日本法人――。就職・転職のための企業リサーチサイト「Vorkers」の調査でこんな結果が出た。
同社は社員による労働環境の評価で、5点満点中4.78点を獲得。「風通しがよく非常にフラット」「次のステップに進む前向きな転職が多く、いやで辞める人はいない」「社員のバックグラウンドや個性、アイデアを尊重する文化が行き届いている」などと高く評価された。
2位はセールスフォース・ドットコム(4.76点)。ハワイ語で家族を意味する「Ohana」を企業文化として掲げる同社は、「社員は家族という文化で、協力的な雰囲気」などと働きやすさが高く評価された。「安定して数字を残すのが非常に難しいので、モチベーションを高く保ちつつ工夫・努力を行うことが求められる」という。
3位は三井不動産(4.66点)。近年、急速に働き方改革が進んでおり、水曜日は午後7時、その他の営業日は午後8時にPCの電源がシャットダウンされるという同社は、社員・元社員から「非常にワークライフバランスがいい」「人材に惜しみなく投資してくれる」などの声があった。
4位はボストンコンサルティンググループ(4.66点、小数点第5位までの値で三井不動産を下回った)。主な意見は「入社1年目でも意見が言え、社内政治もない。新卒は大切に育てられる」「個々人が自分で高いプロ意識を持ちながらお互いに切磋琢磨する文化。変な競争意識はない」など。
5位はリンクアンドモチベーション(4.61点)。「熱くて覇気のある社員が多い」「経営陣がすぐそばに並んで仕事をしているので、フランクに会話しやすい」などと評価されていた。
6位以下は……?
6〜10位は、ユーザベース、サントリーホールディングス、シスコシステムズ、プルデンシャル生命保険、伊藤忠商事がランクイン。
11〜20位は、アサヒビール、キーエンス、プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン(P&G)、旭化成、Apple Japan、アシスト、三菱商事、レイス、電通国際情報サービス、グロービスという結果だった。
21〜50位には、野村不動産(22位)、トヨタ自動車(26位)、アクセンチュア(31位)、東京海上日動火災保険(37位)、ソニー(48位)などが入った。
調査では、2017年7月1日〜18年12月31日にVorkersに投稿された「待遇面の満足度」「社員の士気」「風通しの良さ」「チームワーク」など8項目の評価レポートを基に得点を算出した。分析に使用した評価レポートは7万5657件で、1年以内に退職した社員の投稿も調査対象に含んだ。
関連記事
- あなたが残業を止められない真の理由 『残業学』教授が斬る
働く日本人と切り離せない残業。その真の理由について立教大教授らが大規模調査した。残業が無くならない複合的要因を明らかに。 - 退職者が「辞めたけど、良い会社だった」と感じる企業、2位はP&G 1位は……
退職者からの評価が高い会社は? 就職・転職のための企業リサーチサイト「Vorkers」が調査を行った結果、2位はP&Gだった。1位は……? - なぜ「優秀な若手」は会社を辞めるのか 調査で分かった、なるほどな理由
昨今のビジネス界では、優秀な若手社員が離職するケースが相次いでいるという。それはなぜなのか。どうすれば防げるのか。リクルートマネジメントソリューションズ 組織行動研究所の古野庸一所長に意見を聞いた。 - 仕事中に「マジ切れ」する日本人が増えている、ちょっと意外な理由
一般社団法人 日本アンガ―マネジメント協会の安藤俊介理事長によると、現代の日本では仕事中にイライラするビジネスパーソンが増えているという。その理由と、怒りを抑えるための技術を聞いた。イライラを防ぐコツは「他者との違いを受け入れる」ことだという。 - 「20代の年収が高い企業」ランキング、大手メーカー・金融が上位に 1位はどの会社?
グローバルウェイが、20代の「20代の平均年収が高い企業」ランキングを発表。日立製作所、トヨタ自動車、三菱UFJ銀行など、大手メーカー・金融が上位に入った。1位は……?
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.