ニュース
ファミマが「からあげクン」に“宣戦布告” 新商品の「ポケチキ」を食べ比べてみた:ナゲットでもから揚げでもない?(2/2 ページ)
ファミリーマートが一口サイズのフライドチキン「ポケチキ」を発売する。ローソンの看板商品「からあげクン」と競合する商品だ。ポケチキとからあげクンを実際に食べ比べてみた。
ポケチキはからあげクンに勝てるか
からあげクンは指でつまんで歩きながら食べられるホットスナックとして1986年に発売された。原材料となる鶏のむね肉と小麦粉はそれぞれ2014年と18年に100%国産に変更し、「安心・安全」をアピールしている。累計の売り上げ数は30億食を突破している。からあげクンの名前を聞けば、どのような商品かをイメージできるお客も多く、非常に高いブランド力を誇っている。
ファミマはからあげクンにどのようにして勝とうとしているのだろうか。記者から差別化のポイントについて質問を受けた商品・物流・品質管理本部長の佐藤氏は「ポケチキはファミチキと同じ工場で製造しており、鶏を工場に運んできてから迅速に加工処理している。また、販促についても今後(しっかり)行っていく」と説明した。加工時の工夫や販促で差別化しようという狙いがあるものとみられる。
ポケチキの登場で、コンビニ各社のホットスナックを巡る競争はますます激しくなりそうだ。
関連記事
- 「なぜ売れるか分からない」 ドンキ化したファミマの人気商品に幹部が困惑
ドン・キホーテのノウハウを取り入れた共同実験店が6月にオープンした。店舗の売れ筋商品を分析したところ、ある商品が上位に食い込んだ。ファミマの幹部は「なぜ売れるのか分からない」と原因を分析しきれていない。 - レゴランドってそんなにひどいの? 家族を連れて行ってみた
「隣接する商業施設からテナントが撤退」「水筒の持ち込み禁止」などのニュースで注目を浴びているレゴランド。ネット上では酷評する声もあるが、実際はどうなのだろうか。記者が家族を連れて遊びに行ってみた。 - なぜ「スガキヤ」は中京圏で繁栄した? 「だし」の哲学と強固なビジネスモデル
中京圏で熱烈に愛される「スガキヤ」。ラーメンとソフトクリームの2枚看板で成長してきた。地元で熱烈に支持される理由とは? - 「回転しない寿司」路線から6年 元気寿司が思い知った“意外な効果”
大手すしチェーンの元気寿司が「脱・回転」路線を打ち出している。回転レーンをやめて、注文された商品のみを特急レーンで提供。国内の152店のうち122店を「脱・回転」させた結果、思わぬ効果が生まれた。 - 回転すしの厨房はどうなっている? くら寿司で働く若きリーダーに見せてもらった
大手回転すしチェーンは安くてうまいすしを迅速に提供することで成長を続けてきたが、そのビジネスを支える厨房はどのようになっているのだろうか。くら寿司の新店オープンを次々と手掛ける若きリーダーに話を聞いた。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.