ニュース
キャッシュレス決済市場は5年後、規模1.5倍に 矢野経済研究所
矢野経済研究所の予測によると、2018年度の国内キャッシュレス決済市場規模は約82兆円に達し、19年度は約89兆円を超え、5年後には126兆円に。また18年度のQRコード決済は1500億円規模だが、23年には約2兆円に拡大すると予測している。
矢野経済研究所は国内キャッシュレス決済市場の将来予測を発表した。2018年度の国内キャッシュレス決済市場規模は約82兆円に達し、19年度は約89兆円を超える。また、5年後の23年には、126兆円と約1.5倍になると予測している。
主流はクレジットカード決済だが、「クレジットカードよりもプリペイド決済やデビット決済の伸び率のほうが高い」(矢野経済研究所)と見る。また、激しいキャンペーン合戦が繰り広げられているQRコード決済は、18年度の市場規模が1500億円。23年には約2兆円に拡大すると予測している。
本調査は18年12月から19年4月にかけて、国内のキャッシュレス関連事業者へのヒアリングで行われた。
関連記事
- 富士山にもキャッシュレス化の波 入山料支払いを促進へ
令和になって初めての山開きを迎えた富士山は、同日、保全協力金、いわゆる入山料の支払いがキャッシュレスに対応した。外国人登山客などに、多様な支払い方法を提供し、現在5割の支払い率を7割まで上げる目標だ。 - キャッシュレスのポイント還元 決済事業者のA型、B型とは何か?
キャッシュレス・消費者還元事業へ、キャッシュレス関連企業の登録が進んでいる。現在、仮登録が116社あり、うち58社が登録済みだ。しかし、決済事業者にはA型とB型の二種類があることを知っているだろうか? この二種類の違いは? - コンビニがけん引するキャッシュレス決済 5カ月で3倍に
スマートフォンを使ったキャッシュレス決済の利用先として、コンビニが5カ月前の3倍に伸びている。スマートフォン決済利用者のうちコンビニでの利用は73%に達した。 - キャッシュレス主役のクレカだがユーザー不利な規約も 求められる整備
キャッシュレス化の主役といえばクレジットカードだが、規約内容には各カード会社で異なる点も多い。一般の利用者が安心して使うには、規約のさらなる整備が必要だろう。 - 「現金派」は意外にも20代 年代で違うキャッシュレス意向
飲食店での支払いで、キャッシュレス派が現金派を上回った。しかし20代に限ると現金派が優勢。20代でクレジットカード利用が進んでいないことが影響か。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.