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変化の時代のお荷物、「上下関係にこだわる人」を見分ける方法:「序列へのプライド」を捨てられない人に要注意(1/4 ページ)
「俺のところに会議の出席案内きてないけど?」「何で部長に言う前に、俺のところに持ってこないの?」「これ、席順が間違ってるだろ」――。そんな「序列へのプライド」を捨てきれない旧人類を見分ける方法とは?
この記事はティネクトのオウンドメディア「Books&Apps」より転載、編集しています。
ティネクトのオウンドメディアに掲載された、「『エライ人=管理職』をやめようとして大失敗した話」を読んで思い出した話があったので、書いてみたい。
この話のキモは、なんといっても次の部分である。
細かい不満はいろいろとあったわけですが、突き詰めてみると
「コーディングがでるのはいいんだけど、ぶっちゃけ、職位が下のヤツにあれこれ管理されるのはなんか嫌」
――という、言ってしまえば極めて感情的な問題が、その状況の根本的な原因だったのです。
このように会社には、「格付け」やら「序列」やらに強いこだわりを見せる人が、本当にたくさんいる。彼らはわずかでも「軽んじられた」と感じると、子供のようにすねてしまう。
例えば、こんな具合だ。
「俺のところに会議の出席案内きてないけど?」
「何で部長に言う前に、俺のところに持ってこないの?」
「これ、席順が間違ってるだろ」
それは極めて強力で、冷静な判断、合理性や優先度を簡単に吹き飛ばしてしまう。いや、突き詰めると、社内のトラブルの根源は、ほとんど全てが「序列へのプライド」と言っても良いかもしれない。
給料への不満しかり。
昇進昇格に関わる足の引っ張りあいしかり。
縦割りによる部門のいがいみあいしかり。
パワハラしかり。
例えばこんな記事がある。
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