ひろゆきが斬る「ここがマズいよ働き方改革!」――「年収2000万円以下の会社員」が目指すべきこと:ひろゆきの仕事哲学【中編】(2/5 ページ)
平成のネット史の最重要人物「ひろゆき」への独占インタビュー。ひろゆきの仕事観・仕事哲学を3回に分けて余すことなくお届けする。中編のテーマは「働き方」――。
成功者人生と部長人生……どっちが得か?
――成功者は勝手に成功していくから、大丈夫ということですかね(笑)。
まぁ、うまくいく・いかないの定義の話になってしまいますけど……。例えば40歳前後で、大企業じゃなくても「部長になりました」くらいの人って、社会的には結構うまくいっている方だと思うんです。でも、それでは社会的には“成功者”とは呼ばれないですよね。
成功者とされるのは、「あの人は●●の人」という分かりやすい代名詞のような実績があって、自分の業界だけじゃなくて、赤の他人にも認知される人だと思うんです。でも「じゃあ本当に『部長人生』ではなく、そっちの『成功者人生』のほうが得なのか?」って考えると、それはまた別の話じゃないですかね。
――成功者人生のほうが輝かしく見えてしまいますが……。違うんでしょうか?
例えば、30代でそれなりに知名度がある“成功者”になったとしましょう。でも、その人が20年間同じ収入を維持できるかというとその保証はない。浮き沈みの多い仕事をやっていると、40代後半で思うようにいかなくなり、体力的にも追い付かなくなって生活保護というタイプの友達も実際にいたりします。
一方で“部長人生”の人は、盆暮れに実家に帰って……ということを繰り返し、最後に退職金をもらって……という流れで、死ぬまでだいたい困らないですよね。
――確かに、そう考えると、「無理せず会社員を続ける道」も輝かしく見えてきました……。では、会社員に向いているタイプの人ってどんな人なのでしょうか?
それは上から「やれっ!」て言われたことを、よく分からないけれど「とりあえずやりました!」っていう人でしょうね。そういう人のほうが、出世するんです。いちいち意味とかを考えずに、合理性とか関係なく、とりあえずやらなきゃいけないことをこなせる人。
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