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アパレル販売員の7割が「薄給に不満」、4割は年収200万円台 調査で判明:やりがいはあるものの……(3/3 ページ)
人事サービス会社の調査で、アパレル販売員の7割が給与の低さに不満や悩みを抱えていることが判明。意外にも労働時間や勤務形態は「納得している」人が多数だった。
店長クラスでも給与はあまり上昇せず?
アデコの担当者は「アパレル販売員の人々はワークスタイルにおおむね満足しており、仕事自体は好きで続けたいと考えている」と分析する一方で「接客業特有の給与水準の改善が必要」と話す。
薄給に次いで将来のキャリアにも不満が集中した点については、今回の調査対象のうち約6割が店長・副店長レベルの人だった点も指摘。「店長クラスになっても給与の増加がそこまで見込めないため、将来への不安を抱えてしまっている可能性がある」(アデコの担当者)と分析する。
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