席の予約ができるスタバの新業態店がオープン アルコールメニューも提供:スタバでもちょい飲み(1/3 ページ)
スターバックスが9月4日、新業態「スターバックス リザーブ ストア」を銀座にオープンする。アルコールメニューやイタリア仕込みのパン、スイーツを用意。グループ客向けに座席予約システムも導入する。
スターバックス コーヒー ジャパンは9月4日、新業態の第1号店「スターバックス リザーブ ストア 銀座マロニエ通り」(東京都中央区)をオープンする。
担当者が「次なる成長戦略の推進力としたい」とする同店は、スターバックス日本上陸の地である銀座に店を構えていた「スターバックス コーヒー 銀座マロニエ通り店」を全面改装した店舗。2階には豊富なパンメニューやドリンクメニューを用意。1階では、テイクアウト用に商品数を絞って提供する。
2階のメインバーでは、「圧倒的なコーヒー体験を」と担当者が掲げる通り、スターバックスの専門テイスターが厳選した、個性豊かなコーヒー豆をコーヒープレスやコールドブリューなど多彩な抽出方法で楽しむことができる。また、ジンジャーエールとシナモンシロップ、コーヒーをブレンドした「Ginger Ale Cloud(ジンジャーエールクラウド)」(税別800円、以下同)や、コーヒーとアイスクリームを組み合わせた「Shakerato Freddo(シェケラート フレッド)」(850円〜)など、変わり種のコーヒーも味わえる。
食事メニューは、イタリア・ミラノで創業し、2019年7月には日本初の単独店舗を代官山にオープンしたイタリアンベーカリー「プリンチ」が提供。「Cinnamon Roll(シナモンロール)」(340円)やサンドイッチなど豊富な種類のパンをショーケースの中から選ぶことができる。また、ランチタイム向けにイタリア語で「食卓」を意味する「TAVOLA(タボラ)」(1180円)というランチプレートを用意するほか、デザートなども取り揃える。
また、2階席には「誰かを誘って行きたいスターバックス」という同店のコンセプト通り、グループ客向けとして12席まで予約できるオンライン座席予約システムを導入。18時から21時半までの間、最大90分間利用できる。
スターバックスは19年2月、コーヒーを焙煎する「ロースタリー」を併設した新業態店「スターバックス リザーブ ロースタリー東京」を都内の中目黒にオープンしている。今回のリザーブストアを含めた新ブランドの展開など、今後の展望については「コーヒーの持つ可能性はまだまだある」(担当者)とし、「この店でのテスト結果を踏まえ、首都圏展開の試金石にしたい」と話した。
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