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なぜ他人の別荘に泊まる人が増えているのか 一休のバケレンがバケた水曜インタビュー劇場(滞在公演)(5/6 ページ)

他人の別荘などに宿泊する人が増えていることをご存じだろうか。宿泊サイトを運営する一休がサービスを始めたところ、施設数と取扱高が伸びているのだ。海外ではこのようなスタイルを楽しむ人は多いが、なぜ日本でもじわじわ増えているのか。担当者に話を聞いたところ……。

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非日常感を演出

土肥: 現在の施設数は750を超えている。今後、どのように見込んでいますか?

森: ちょっと偉そうな言い方をすれば、厳選しなければ1000は超えていたと思います。ただ、先ほど申し上げたように、利用者の満足度にこだわっているので、どこでもいいというわけにはいきません。こちらの審査をクリアーしたところと契約を結んでいて、来年には1000は超えているかなあと。

 最近は別荘をつくる前に、ご相談を受けることが増えてきました。「どういう物件をつくれば、バケレンで人気がでそうですか?」と。非日常感をどうすれば出せるのか、といったアドバイスをする機会が増えていまして、来年以降、そうした施設が登場する予定です。


一休でバケレン事業を担当している森隆さん

土肥: 非日常感を演出するって難しいですよね。

森: オフサイトミーティングができそうな施設に対しては、それへの対応をオススメしています。プロジェクターやホワイトボードなどを用意することで、企業が利用する。そうなれば、施設側は平日に売り上げを伸ばすことができますよね。

 また、プロジェクターを用意することで、宿泊した人たちはそれで映画を楽しむことができる。ちなみに、ここの施設では外でも見ることができるんですよ。このように新しい試みをどんどん取り入れて、成功事例を積み重ねる。そして、事例を共有することで、他の施設でも導入してもらう。結果、利用者の満足度が上がればなあと。

(終わり)

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