10人に4人が、大人になっても貯金箱で貯金
あおぞら銀行は「お金を貯める道具である貯金箱」に着目して、貯金箱のいまについて調査した。貯金箱を使ってお金を貯めている人はどのくらいいたのかというと……。
あおぞら銀行は“貯金箱のいま”について調査し、その結果を発表した。現在利用している貯金方法について、20〜60代の男女に聞いたところ、「金融機関」と答えた人は89%と断トツに多かったものの、大人になっても「貯金箱」を利用している人が38%いることが分かった。
貯金箱で貯金をする(していた)という人に、その目的にを尋ねたところ、20代の200人中78人が「貯金をすること自体が楽しい」と回答。次いで「具体的な目的は作らず、貯まったお金で何を買うか考える」が多く、「若年層は目的を持たずに貯金箱での貯金自体を楽しむ傾向にあることがうかがえた」(あおぞら銀行)
一方、貯金箱での貯金を止めた人に、その理由を質問したところ「お金が貯まらなかった」(27%)がトップ。次いで「金銭を数えるのが面倒だから」(24%)、「貯金できる金額が少ないから」「利息がつかないから」(いずれも23%)という結果に。
今後の貯金については、60代でも31%が「スマホアプリなど、スマートフォンで貯金を管理したい」と回答。「シニア世代にもキャッシュレスが普及し始めていることがうかがえた」(同)。また、20〜30代では過半数が「スマートフォンで管理したい」と回答し、「若者世代ではさらにキャッシュレスによる貯金管理意向が高いことが分かり、今後、スマートフォンでの貯金管理の需要拡大があると考えられる」(同)とコメントした
インターネットを使った調査で、20〜69歳の男女1000人が回答した。調査期間は10月3日から4日まで。
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