お菓子を売るのになぜサブスク? 「snaq.me」がECでも店舗でもなく“定期便”を選んだワケ:乱立するサブスクビジネス 成否のカギを探る(1/4 ページ)
自分好みのお菓子がポストに届く“おやつの定期便”がじわじわと利用者を増やしている。定期購入はコンビニやスーパーで買うのと比べてハードルが高くなるが、なぜサブスクでお菓子を売ろうと考えたのか。
乱立するサブスクビジネス 成否のカギを探る
音楽やデータ配信など、ユーザーにとって「お得」と感じられるようなサービスが多かったサブスクリプションサービスが、変容を始めている。単に「〜し放題」といったものから、リアル店舗との連携、ブランディングや、リピーター作りを狙うサービスも続々出ている。乱立するサブスクサービスで、生き残るカギはどこにあるのか。企業の取り組みに迫る。
連載第1回:freee“10倍値上げ”問題から考えるサブスクエコノミーの落とし穴
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自分好みのお菓子の詰め合わせがポストに届く。そんなサブスクリプションサービスが、SNSの口コミなどを通じてじわじわと利用者を増やしている。スナックミー(東京都中央区)が提供する“おやつの定期便”「snaq.me(スナックミー)」だ。
取り扱っているお菓子はクッキーなどの焼き菓子やドライフルーツ、ナッツ、チョコレートなど1000種類以上。利用者がフィードバックした「過去のおやつの評価」と、同社が開発したアルゴリズムを使って、より利用者好みのお菓子が8種類選ばれ、2週間または4週間に一度のペースで届くようになっている。これまで利用者から届いたフィードバックは100万件以上。利用者数は非公開だが、毎月5〜10%ほど伸びているという。
コンビニやスーパー、ECサイトなど、お菓子を売る手段はいくらでもある。その中で、なぜsnaq.meは「定期便」という形を選んだのだろうか。
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