東武鉄道、19年度中に川越駅など5駅をリニューアル 地域性あるデザインの取り入れやバリアフリー設備増強へ:インバウンド客への分かりやすさも強化
東武鉄道は、2019年度中にスカイツリーライン、ならびに東上線内の数駅をリニューアルする。バリアフリー設備の増強や、壁面を活用した構内案内の分かりやすさ向上を狙いとしている。また、各駅の地域性を生かしたデザインも取り入れるという。
東武鉄道は、スカイツリーライン、ならびに東上線内の5駅を2019年度中にリニューアルする。スカイツリーラインの北越谷駅、東上線の和光市駅、朝霞駅、川越駅、鶴ケ島駅が対象。東京五輪の開催などでインバウンド客が増えることを想定する駅で、分かりやすさや快適さを向上させる狙いがある。
具体的には、壁面を活用した案内サインの充実や、バリアフリー設備の増強を通して駅機能を強化する。また、内装に地域の特色を生かしたデザインを取り入れることで、地域との「つながり」を演出する。
壁面サインでは、改札上にある駅名表示や、エレベーター案内、ホーム案内、トイレ案内の4つを強化する。バリアフリー対応では、高齢者だけでなく小さな子どもでも使えるよう、手すりを2段化する。また、朝霞駅と鶴ケ島駅では、国際パラリンピック委員会のガイドや国内法令に基づき、スロープの勾配を改修するという。
各駅のデザインはどうなる?
北越谷駅では、越谷市の名産である「だるま」をモチーフに、柱にだるま落とし風のデザインをあしらう。
朝霞駅は、付近の陸上自衛隊朝霞訓練場が東京五輪にて「ライフル射撃」「クレー射撃」の会場となる。そのため、射撃競技をモチーフにし、的までの実際の距離を体感できるようなデザインを取り入れる。また、朝霞市のマスコットキャラクターをエレベーター通路に配置する。
その他、川越駅では画家の古家野雄紀氏がデザインを手掛けたラッピング車両のデザインを活用したり、鶴ケ島駅では地名の由来である「鶴」を使い、折り鶴をモチーフにした表現を構内に展開したりするという。
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