ニュース
社内報の名前は「月刊はらわた」 ドンキ運営会社のPPIHが「幹部への文句」をそのまま掲載する理由:求める人材像にもマッチ(3/3 ページ)
ドン・キホーテなどを運営するPPIHが社内コミュニケーションを強化。社内報の「月刊はらわた」を活用している。従業員から寄せられた幹部に対する文句も掲載している。
記者会見で何度も「はらわた」の名前が出た
PPIHの新中長期経営戦略「Passion 2030」では、2030年に売上高3兆円、営業利益2000億円を達成するとしている。この目標を達成するには、従業員の意思統一が欠かせない。社内コミュニケーションを促進するためのツールとして月刊はらわたは位置付けられている。それは、2月6日の記者会見の場で、何度も「はらわた」の名前が出たことからも明らかだろう。
「戦術や戦略を語る前にまずはファイターであれ」「企業の体質が戦い続ける組織」――吉田社長はPPIHが重視している理念や企業文化をこのように表現した。こういった独自の文化を全従業員と共有することができるか。
関連記事
- ドンキとユニーの新業態店 「ほとんどドンキ」
MEGAドンキと総合スーパーユニーの両社の強みを融合させた新業態店舗が発表されたが、多くの部分ではドンキ流が貫かれていた。 - スーパーの「アピタ」と「ピアゴ」がどんどん“ドンキ化” 一方で住民から不安の声も
スーパーの「アピタ」と「ピアゴ」が“ドンキ化”している。運営会社は2022年をめどに、約100店舗を業態転換する方針だ。その一方で、生まれ変わる予定のアピタ岐阜店の周辺住民からは不安の声が出ている。 - レゴランドってそんなにひどいの? 家族を連れて行ってみた
「隣接する商業施設からテナントが撤退」「水筒の持ち込み禁止」などのニュースで注目を浴びているレゴランド。ネット上では酷評する声もあるが、実際はどうなのだろうか。記者が家族を連れて遊びに行ってみた。 - 「なぜ売れるか分からない」 ドンキ化したファミマの人気商品に幹部が困惑
ドン・キホーテのノウハウを取り入れた共同実験店が6月にオープンした。店舗の売れ筋商品を分析したところ、ある商品が上位に食い込んだ。ファミマの幹部は「なぜ売れるのか分からない」と原因を分析しきれていない。 - 「どさん子ラーメン」は今…… 急成長から衰退までの経緯と復活のシナリオに迫る
札幌みそラーメンの“伝道師”として急成長した「どさん子ラーメン」。かつては1000店以上を展開していたが、マネされるのも早かった。“衰退”したと思われている一方で、復活に向けた動きもある。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.