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元国税専門官が明かす確定申告の極意 「内容を間違えていても、期限内に申告すべき理由」元国税専門官が教える『確定申告、得なのはどっち?』(2)(4/4 ページ)

今年も確定申告の時期が到来した。税金の仕組みは複雑で、「どっちが正解?」と迷うことが少なくない。だが1つ判断を間違うと、税金が高くなってしまうこともある。東京国税局に勤務していた元国税専門官が、こうした確定申告にまつわる迷いやすいポイントを3回に分けて解説していく。2回目は「内容が間違えていても、期限は守る」と「正しい申告書を作って、期限後に出す」という選択で、どちらがベターなのかを解説する。

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一番怖いのは、放置後に税務調査を受けること

 今回の内容をまとめると、確定申告に関するペナルティーを少しでも防ぎたいのであれば、まずは期限内に確定申告をすることを徹底してください。そして申告内容に間違いがあったと気付いたのなら、できるだけ早めに自ら修正申告をすることをオススメします。

 一番怖いのは、確定申告の間違えや期限遅れを放置しておいて、税務調査を受けることでしょう。そうすると追徴税がさらに増えてしまいますから、そういった状態にならないように早めに確定申告の準備をしておきましょう。

著者プロフィール

小林義崇(こばやし よしたか)

1981年生まれ、福岡県北九州市出身。埼玉県八潮市在住のフリーライター。西南学院大学商学部卒。2004年に東京国税局の国税専門官として採用。以後、都内の税務署、東京国税局、東京国税不服審判所において、相続税の調査や所得税の確定申告対応、不服審査業務などに従事する。2014年に上阪徹氏による「ブックライター塾」第1期を受講したことを機に、ライターを目指すことに。2017年7月、東京国税局を辞職し、ライターとして開業。TwitterWebサイト

著作に『確定申告〈所得・必要経費・控除〉得なのはどっち? 元国税専門官が教える! 』(河出書房新社)。3月17日には『すみません、金利ってなんですか? 』(サンマーク出版)を発売予定。


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