2015年7月27日以前の記事
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「夜行バスで行った説明会の内容は全てネットに載っていた」 オンライン就活のサービスが生まれた背景ライブ型就活イベント

ライブ型就活イベント「オンライン就活」のサービスがスタート。インターネットを利用して説明会や座談会に参加できる。開発の背景には地方や留学中の学生が抱える悩みがあった。

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 Webサービスなどを手掛ける「ガイアックス」(東京都千代田区)は、2月27日からライブ型就活イベント「オンライン就活」の提供を始める。これは、インターネットを利用して就活生が複数企業の就職説明会や座談会に参加できるサービス。


せっかく上京してきたのに……

 1イベントに参加する企業は3社、就活生は15人を想定している。まず、企業がプレゼンテーションを行う。その後、就活生15人が3つのグループに分かれ、20分ずつ各企業との座談会に参加できる。イベント後には企業から連絡が来るチャンスがあるという。


オンライン就活の様子

 オンライン就活のサービスを利用することで、企業は開催場所まで就活生に来てもらう必要がなくなる。また、地方に住んでいたり、留学してたりする就活生にとっては、移動の手間が省ける。

 ガイアックスが地方や海外に住む100人以上の学生にインタビューを実施したところ「授業を休んで夜行バスで行った説明会の内容は、全てネットに載っていた」「20万円の貯金が交通費や宿泊費でなくなった」「地方や海外まで説明会に来てくれるのは決まった企業ばかり。限られた選択肢しかない中で就職先を決めるのは不安」という意見が出たという。

 同サービスは2019年10月からテスト運用をしており、40社以上の企業と800人の就活生が利用した。ガイアックスは、20年末までに300社の導入、1万人の就活生に利用されることを目指す。


サービス利用の流れ

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