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マスクと消毒液の生産状況を経産省が公表 転売目的の購入を控えるよう呼びかけも:マスクは輸入再開
品薄状態が続くマスクと消毒液。経産省が最新の生産状況を2月27日に公開。転売目的での購入も控えるよう呼びかけた。
経済産業省は2月27日、マスクと消毒液の生産状況を公表した。
マスクについては国内メーカーが24時間体制で通常の3倍の増産を継続しているという。2月中には毎週1億枚超の供給が確保される見込みだが、医療機関や公共交通機関などに優先的に出荷するため、店頭に十分な量が並ぶのは一定程度の時間がかかるとしている。同省は「転売目的での購入はやめてください。あわせて、不要不急の買いだめを控えていただくよう、ご理解・ご協力をお願いします」と呼び掛けている。
輸入や海外生産の状況も明らかになった。すでに、中国などから1000万枚程度の輸入を再開しているという。4月1日以降は、週に2000万枚程度の輸入増を目指す。
ガーゼマスクについては、日系企業がミャンマーの工場で生産を開始した。3月2日以降はガーゼマスク4000枚の輸入を開始。3月9日の週には10万枚、3月中では100万枚の輸入を目指す。
手指消毒用アルコールについては、国内の主要メーカーが増産体制に入っている。2月は1月比で1.5倍近く増産予定。増産は今後も行われる予定だ。
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