2015年7月27日以前の記事
検索
ニュース

「新型コロナ受けて急にテレワーク」が必ず失敗する理由――第一人者に聞く「耐え忍ぶ」だけではダメ(3/3 ページ)

新型コロナ対策で急に進むテレワーク。もともと機能していなかった職場では問題発生の危険も。起り得るトラブル、企業と働き手の向き合い方を第一人者に聞く。

Share
Tweet
LINE
Hatena
-
前のページへ |       

テレワークの「コスパの良さ」ちゃんと評価を

 むしろ今回、テレワークの『効能』が明らかになりそうな事例として比嘉教授が挙げるのが、「コスト面の評価」だ。従来、多くの企業でテレワークは一部の従業員にとどまっていた。「もともとテレワークは(職場の一部分だけの運用のため)コストに見合わない物だったと思うが、(今回の騒動で)全従業員が参加すれば、相当なオフィス縮小などのコストカットにつながるだろう。そういったテレワークの(ポジティブな)コスト評価もできるかもしれない」。

 多くの企業で、雪崩のように広がっているテレワーク化の動き。「日本は何かのきっかけで『一斉にやるぞ』となると、右向け右でみんなが動く国。それが正しい『右向け右』になるよう、今回のテレワーク実施の分析結果は1社ごとでなく、全体で共有すべきだ」(比嘉教授)。

前のページへ |       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る