リモートワークでも問題ない人は、やっぱり普段から仕事ができる人だった(2/3 ページ)
リモートワークや自宅での勤務を採用する会社が増えてきた。マスコミも、この機会に働き方改革を一気にすすめるべきだといった論調が目立つ。 では、リモートワークの場合、どんなスキルが必要なのだろうか。
私の場合、人と合わなかったり、うまく切り替えを入れられなかったりして、長時間同じものに没頭してしまうと、自分のアイデアや企画に酔ってしまい、間違ったまま突き進んでしまうことが多い。
ある意味、私の仕事は、周囲のニーズに合わせながら、修正作業を日々繰り返すことなのかもしれない。それは、仕事は一人ではできないことの証明でもあるのだが、そうした仕事は、頻繁に人と会うことでかなり解決する。(かといって、週末仕事を放っておくのも怖すぎてできないが)
だから、フリーの方々で、自宅を事務所兼用として仕事をしている方々には、心から尊敬する。私自身、そういう方々と仕事をする機会も多いが、質、量ともにスペシャルな人たちばかりだ。
では、どんなスキルが必要なのだろうか。
リモートワークの場合、メールやチャットでのやり取りが中心となり、明らかにコミュニケーションの量が減少するので、端的な表現力と理解力、つまり、的確な文章力と理解の早さが必要だ。
ところが残念なことに、こういうトレーニングを行ったことのある人は限られており、大半の人の文章では、本意が伝わることはない。何を言っているのかわからない人も多いし、数時間やり取りしても、さらに疑問符のついたメールを送ってくる人もいる。
もう完全に、移動してでも会って話をするべきなのだが、こうしたロスは、非常に多いし、ストレス満開になる。
余談だが、メールや言葉では、やたらと過激に、攻撃的になるひとも少なくない。会って話す分にはいい人なのだが、メールだと言えないことも言えてしまうのだろう。そういう人が、リモートワークをしてしまうと、精神的にもよくないのではないか。
それから、根本的なことになってしまうが、普段オフィスにいる人がリモートワークをこなすために本質的に必要なのは、仕事への主体性だろう。もともと指示待ち、受け身体質の人の場合、在宅ほど快適なものはないと思う。企業でお勤めのサラリーマンの方々には、会社に行く事、会議に参加することなどが仕事になっている人が少なからず存在する。
ということは、成果が仕事ではないから、リモートだとすることがない。本人にとってはこんな楽チンな仕事はないのだが、リモートワークによって成果を求められたりすると、これはやっかいなことになる。
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