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ロボットが自動で「そば」を調理 どんな動きで何を担当するのか 駅構内のそば店で実証実験:東小金井駅構内にて(2/2 ページ)
JR東日本スタートアップと、調理ロボット開発のコネクテッドロボティクスが、東小金井駅構内のそば店で実証実験を行う。実験する店舗は、日本レストランエンタプライズが運営するそば店「そばいち nonowa 東小金井店」。自動調理ロボットが、そばゆでや水洗い、締め作業などを担い、3分ほどで、3人分のそばを調理する。
「そばゆで」は単純作業
発表では、ロボットの活用により、店舗全体の約8時間分、従業員換算で約1人分の作業量を代替できると説明があった。日本レストランエンタプライズの日野正夫社長は、「外食産業は人を集めるのが大変になってきている。『そばゆで』は、そばの味を左右する重要なものだが、単純な作業でもある。これをロボットで代替することで、品質を安定させながら、本来人間が従事するべき業務に労力を向けられるにしたい」と期待を込めて話した。
コネクテッドロボティクスの沢登哲也社長は、今後の課題として「室温や水温が変化したときの、ゆで加減の調整」を挙げた。ロボットは壁面に設置し「省スペース」で導入できる。また、使わないときには畳んでおけることから、別店舗での導入も視野に入れている。
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