今こそ「脱会議」! 生産性を下げる無駄な「1LDK」をテレワークで淘汰しよう:無駄な会議が生まれる理由、なくすコツ(6/6 ページ)
企業をむしばむ「ムダ」な会議。その中でも特に注意が必要なのが「1LDK」だと経営コンサルタントの横山信弘氏は指摘する。いったいなぜ、無駄な会議は生まれ、そしてなくならないのか。幸か不幸か、新型コロナウイルスの影響で広がるテレワークにより、「脱会議」の機運は高まるか
「会議=仕事」という認識を捨てよう
会議愛好者というのは、リアルで顔を見て喋るのが好きな人たちである。だからリアルな会議室に集まってこそ意味があるわけであり、そうでなければ会議愛好者たちは満足感を得られない。いずれにしても、テレワークが普及し、定着すれば、長時間の会議はやっていられなくなる。
声を大にして言いたい。会議はあくまでも手段だ。目的ではない。だから目的語に「会議」を当てはめてはいけない。だから、会議愛好者も「会議=仕事」だという認識を捨てないと、いずれ職場で居場所がなくなるだろう。「11時から会議をする」という表現はもうやめにして、手段を意味する格助詞の「〜で」とセットで使うクセをつけよう。そうすれば自然と「11時から会議で『営業戦略の立案』をする」と、脳が目的語を探しにいくことだろう。会議の参加者が常に「目的」に焦点を合わせられるようになれば、長時間の会議は減っていく。そして目的を果たすことを愛好していくことになるはずだ。
著者プロフィール・横山信弘(よこやまのぶひろ)
企業の現場に入り、目標を「絶対達成」させるコンサルタント。最低でも目標を達成させる「予材管理」の理論を体系的に整理し、仕組みを構築した考案者として知られる。12年間で1000回以上の関連セミナーや講演、書籍やコラムを通じ「予材管理」の普及に力を注いできた。NTTドコモ、ソフトバンク、サントリーなどの大企業から中小企業にいたるまで、200社以上を支援した実績を持つ。「絶対達成マインドのつくり方」「絶対達成バイブル」など「絶対達成」シリーズの著者であり、著書の多くは、中国、韓国、台湾で翻訳版が発売されている。
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