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沖縄は患者少なく大丈夫……自粛ムードの中、離島には観光客:歓迎と不安(2/2 ページ)
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、首都圏から沖縄への観光客が訪れている。八重山や宮古島では例年と変わらず観光客が訪れていて、住民から不安の声が上がっている。
卒業旅行客については前年を上回る数ではなく、運輸やホテルの稼働率は3〜4割減と説明。西仲野正巳事務局長は「体力のない業者は追い詰められた状況。金より命の方が大事だが先が見えず不安は募るばかりだ」と嘆いた。
宮古島市でも1日、市下地の与那覇前浜ビーチで水上バイクを楽しんだり、池間島では土産品店で買い物したりする観光客の姿があった。だが飲食店を営む60代女性は、3月半ばごろから客が激減したと話す。「大型バスに観光客が2人しか乗っていないこともある。地元客も来るので何とか持ちこたえているが、(観光客が少ないと)非常に困る」と話した。
一方、SNSでは「宮古島には観光に来てほしくない」など住民と思われる投降が相次いでいる。宮古島観光協会の根間春仁事務局長は「会員にも国などが推奨する感染防止策の徹底を呼び掛けるなど、何とか住民の不安を和らげたい」と話した。
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