在宅勤務で「仕事のストレス減った」が半数 「成果が上がった」人も多い?:9割が「通常時も可能」(1/2 ページ)
ビッグローブが発表した「在宅勤務に関する意識調査」によると、在宅勤務によって「仕事のストレスが減った」という回答が5割を超えた。仕事の成果が出るようになった人は3割強だった。
新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからない中、在宅勤務を導入する企業が増えている。実際に在宅勤務を始めたビジネスパーソンはどのようなことを感じているのだろうか。ビッグローブが3月31日に発表した「在宅勤務に関する意識調査」によると、在宅勤務によって「仕事のストレスが減った」という回答が5割を超えた。仕事の成果を実感している人も多かった。
「仕事のストレス減った」が5割
直近3週間で週に1日以上在宅勤務をしているビジネスパーソンに「ストレスの変化」について聞いた。まず、「通勤頻度が減ること」によるストレスの変化については、「減った」が29.7%、「やや減った」が26.9%となり、6割弱を占めた。「変化はない」という人も21.5%いた。普段から通勤にストレスを感じている人は多いようだ。
また、在宅勤務によって「仕事に関するストレス(仕事環境、人間関係などを総合したストレス)はどのように変化したか」を尋ねると、「減った」が22.7%、「やや減った」が27.5%。「変化はない」は26.3%だった。全体の5割以上が在宅勤務によって仕事のストレスが減ったと感じていた。
では、仕事の内容についてはどう感じているのか。「自身の仕事に対する成果はどのように変化したか」という質問では、「変化はない」が41.9%と最も多かった。一方、「成果が出るようになった」は8.1%、「やや成果が出るようになった」は25.1%となり、全体の3割強が在宅勤務の方が成果が出ていると感じていた。一方、「あまり成果が出なくなった」という人も20.7%いた。しかし、多くの人にとって、在宅勤務は仕事の成果にマイナスの影響を及ぼしてはいないようだ。
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