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非常事態終了を遅らせるバカにつける薬(2/3 ページ)

日本人は今、2種類いる。非常事態解除を真剣に願い行動抑制する者と、非常事態の意味もコロナの意味も理解できない者である。

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認知能力欠如者への伝達

 非常事態解除を遅らせるのは、そもそも「スーパーに家族みんなで出かける」からではなく、その行為が及ぼす根本的なリスクを理解できないからである。すでに知事会見だけでなく、ニュースを見さえすれば毎日その危険についてはあふれるほどの情報が送られている。

 今街を占拠している不要不急出歩き集団は「情報を持たない」のではなく、情報を理解する「能力を持たない」のである。その前提での不要不急集団対策が必要だと考える。「自粛」の意味を理解できない輩に婉曲な示唆は意味をなさない。直接的に一挙手一投足を指示されなければ自分の頭で考えることができないからだ。

 スーパーも、買い物指導の成果が出ていない店はいくらでもある。「お控え下さい」では意味が通じないのだから、店内放送でひたすら注意連呼すべきだろう。のん気なBGMは止め、かつての昭和天皇崩御の日の如く音曲は禁止。代わりに、事態を理解できない者への注意喚起をえんえんと流し続ける必要があるのではないか。

 「マスクは自分を守るため」としか理解ができない者に、マスクが無症状者かもしれない自分から「他者を守るため」であることをわからせるには、外国並みにマスク非着用者の出入りを禁じるしかない。マスクがないと反論できないよう、マスク不足な状況でも飛沫感染を抑制するためタオルなどで口を覆うなどの代替対応している人は、もちろん入店できるようにすべきだろう。

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