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楽天銀行と楽天証券の口座連携「マネーブリッジ」が150万口座突破
約1年で連携を50万口座積み上げ。銀行と証券間で、自動で入出金が行われ、楽天銀行の普通預金金利が0.10%となる特典がある。
楽天銀行と楽天証券は5月25日、両者の口座連携サービス「マネーブリッジ」が150万口座を突破したと発表した。サービス開始は2011年4月。増加ペースは加速しており、17年8月に50万口座、19年6月に100万口座、そこから約1年で50万口座を積み増した。
マネーブリッジは、楽天銀行と楽天証券の口座を連携させる機能。楽天証券で商品などを購入するときに自動的に入金が行われたり、商品を売却したら資金を自動的に楽天銀行に出金されたりする自動入出金機能を利用できる。また、楽天銀行の普通預金金利が優遇され、0.10%となるなどの特典がある。
楽天銀行の口座数は2019年10月時点で800万口座、楽天証券は20年3月に400万口座を突破している。楽天証券利用者の3割以上が、マネーブリッジを利用している計算になる。
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