2015年7月27日以前の記事
検索
連載
「IT後進国ニッポン」の病巣に迫る【前編】:

IT業界の「多重下請け地獄」が横行し続ける真の理由 (4/4)

IT業界の多重下請け構造にはさまざまな問題があるとして、構造改革に取り組んでいるのが情報戦略テクノロジーだ。ソフトウェアの開発において、1次請けから3次請けまでのビジネスを経験してキャリアを築いてきた高井淳社長に日本のIT業界の課題と、同社が取り組む改革について前後編の2回にわたって聞いた。前編ではソフトウェア業界やシステム開発の問題点について聞いた。

PC用表示 関連情報
Share
Tweet
LINE
Hatena
-
前のページへ |       

業界の構造を変えなければならない

――それでは米国や中国のように、新しいサービスを開発することは難しいですよね。

高井氏:日本では多重下請け構造が出来上がったことと、その結果エンジニアがネジを作るような仕事しかできていないことが、二重苦で絡み合っています。だから「多重下請け構造は駄目だよね」と言っているだけでは何も変わりません。

 現場では、システムを組み上げて顧客に見せると、「これは全然違う」といわれて、全部作り直さざるを得ないといったことが常に行われています。業界外の人たちは、アイデアを投げればいいシステムができると思っていますが、そんなことはありません。アイデアを業務運用に落とし込むときは緻密に考えて、細かいやりとりをしながら作っていかなければできないはずです。

 だから、ウォーターフォール形式の開発手法をやめて、かつ、多重下請け構造も変えていく必要があります。そのために私たちが取り組んでいるのが「0次請け」です。次回、詳しくお話ししたいと思います。

phot
前のページへ |       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る