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牛丼チェーンの松屋が6000円の「鰻バーガー」を発売 有名寿司店とコラボ:飲食店を支援
大手牛丼チェーンの松屋が「鰻バーガー」(税込6000円)を発売する。高級寿司店の照寿司らとコラボ。コロナ禍で苦戦する飲食店を支援する取り組み。
大手牛丼チェーン「松屋」を運営する松屋フーズホールディングス(HD)は6月25日、「鰻バーガー」(税込6000円)を7月4日から松屋フードコート楽天市場店と牛めし松屋PayPayモール店で限定販売すると発表した。
鰻バーガーは、松屋フーズHD、食品総合プロデュースのGastroduce Japan(福岡市)、高級寿司店の照寿司(福岡県北九州市)が共同開発した商品で、かば焼きのタレを染み込ませた酢飯とのりをうなぎで包み込んでいる。重量は340グラムあり、8切れ入っている。平均客単価が3万円を超える照寿司の「うなぎバーガー」をインターネットで発売する。
コロナ禍で来店客が減少し、飲食業界全体が苦しんでいる。そこで、松屋フーズHDは、成長を続けるイーコマース市場において、飲食店同士がタッグを組んでコラボレーション商品を販売する取り組みを開始する。その第1弾として鰻バーガーを発売することにした。
Gastroduce Japanは、「インターネットお取り寄せという販路を切り開き、日本の食品EC化率を高めていくような活動をしていきたい」としている。
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