としまえん跡地、「ハリー・ポッター」スタジオツアー施設がオープン決定 映画の舞台裏を体感:衣装や小道具を展示
ワーナーブラザースジャパンは8月18日、8月末に閉園する「としまえん」(東京都練馬区)の跡地に、「ハリー・ポッター」のスタジオツアー施設を開設すると発表。関係各社が施設開発に関する契約を結んだ。2023年前半のオープンを目指す。
ワーナーブラザースジャパンは8月18日、8月末に閉園する「としまえん」(東京都練馬区)の跡地に、人気映画「ハリー・ポッター」のスタジオツアー施設を開設すると発表した。2023年前半のオープンを目指す。
「スタジオツアー東京」の入園口外観イラスト図(‘Wizarding World’ and all related names, characters and indicia are trademarks of and (C) Warner Bros. Entertainment Inc. - Wizarding World publishing rights (C) J.K. Rowling.)
同日、同社のほか、英ワーナーブラザーススタジオツアーズ、西武鉄道、伊藤忠商事などが「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京 -メイキング・オブ ハリー・ポッター」の施設開発に関する契約を締結した。
としまえんを中心とした一帯のエリアは、都市計画公園「練馬城址公園」として整備区域に指定。2011年には東京都から、避難場所や防災拠点となる公園の整備を促進するため、10年間で優先的に整備する「優先整備区域」に指定されていた。「スタジオツアー東京」の施設は、都の公園整備のプロセスに合わせて建設を進めていくという。
「スタジオツアー」施設の開設は、英ロンドンに次いで世界で2番目。12年に開園したロンドンの施設では、これまでに1400万人以上が来場しているという。「スタジオツアー東京」では、ハリー・ポッターシリーズの映画で使用された衣装や小道具などを室内展示し、映画内のさまざまなシーンを実際に体験できる仕掛けを備える。映画の舞台裏をのぞくことができるような体験型エンターテインメント施設になるという。
「ハリー・ポッター」シリーズは21年、最初の映画公開から20周年となる。その世界観は映画「ファンタスティック・ビースト」シリーズに引き継がれていることから、スタジオツアー東京では、この2つの映画シリーズの世界観を体感できる仕掛けを備えるという。
「スタジオツアー東京」ロゴ(‘Wizarding World’ and all related names, characters and indicia are trademarks of and (C) Warner Bros. Entertainment Inc. - Wizarding World publishing rights (C) J.K. Rowling.)
施設の広さは約3万平方メートル。入場口前の広場スペースには、映画に登場する魔法動物の彫刻が置かれた造園エリアの設置も計画している。
入園チケットについては、快適に楽しめる入場人数になるように調整して販売する予定だという。
ワーナー・ブラザースのアン・サーノフ会長兼最高経営責任者は「この開発計画が、地域社会の皆さまのご意向をくんで進められていることが大変重要」とコメント。また、西武ホールディングスの後藤高志社長は「西武グループ企業各社で連携して、豊島園駅の改修を含むさまざまなプロモーションプランを検討し、西武鉄道沿線のさらなるにぎわいを生み出し、価値向上に取り組んでいく」とコメントを寄せている。
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