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LEDと白熱灯、台風に強いのはどっち? 北海道と沖縄、ここまで違う信号機事情:意外と知られていない(2/4 ページ)
1日に何度も目にする信号機。近年、“薄い"LED電球を使った信号機の設置が広がっているものの、普及率は都道府県ごとに事情が違う。意外と知らない信号機事情に迫った。
一方、LED信号機は電球一つ一つが強く光るため、疑似点灯を防ぐこともでき、結果的に交通安全にもつながっているという。
LED信号機普及1位の東京都(警視庁)、2位の福岡県(福岡県警)、3位の長崎県(長崎県警)の警視庁や各県警担当も沖縄タイムスの取材に「LED信号機の普及が高いのは、疑似点灯防止につながり、交通安全のためだ」と答えてくれた。
重い「白熱灯派」の北海道 カギは雪解け
全国で最もLED信号機の普及が進んでいないのは北海道。
北海道は、47都道府県の中で信号機の数が東京都、大阪府に次いで3番目に多い。北海道警によると、2018年に設置されている信号機は6万3112基。そのうち、LED信号機は1万5207基で普及率はわずか24.1%。今でも約76%が白熱灯の電球式信号機が使われている。
北海道でLED信号機が少ないのにはワケがある。雪国特有の事情だ。LEDの信号機は、電球式に比べて、発熱量が非常に少ない。そのため、雪が溶けずに信号機に残り、信号の色が見えなくなるため、運転に「問題が生じることが懸念される」(北海道警)。
「現在、雪が付着しにくいLED信号機の普及を進めているが、信号機の数が多いので普及が進んでいない」と事情を明かしてくれた。
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