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LEDと白熱灯、台風に強いのはどっち? 北海道と沖縄、ここまで違う信号機事情:意外と知られていない(4/4 ページ)
1日に何度も目にする信号機。近年、“薄い"LED電球を使った信号機の設置が広がっているものの、普及率は都道府県ごとに事情が違う。意外と知らない信号機事情に迫った。
コスパ圧勝のLED
さて、導入が進む都府県が理由に挙げる電気料の削減。どのくらい、コスパがいいのか。
沖縄県警によると、記録が残る2010年当時、LED信号機の普及率はまだ3割だった。その時の電気料金は年間1億6691万円。しかし、LED信号機が9割を占めるようになった18年は年間7465万円で、8年間で9226万円もの削減に成功した。
LEDは耐久年数も長い。電球式の場合、寿命が6カ月〜1年と短く、1年に1回は交換が必要だった。だが、LED信号機は6〜8年と長寿命。「電球を毎年、変える必要がなくなった」(沖縄県警交通規制課)。
コスパ圧勝のLED信号機。交通規制課は「近い将来、沖縄もLED信号機の普及率が100%になる」と確信している。
"絶滅危惧種"的な存在となった電球式の信号機。沖縄からまもなく見られなくなるかもしれない。
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