上司から「自分で仕事をつくれ」と言われた、3つの対処法:疑問をもつ(1/2 ページ)
「仕事は自分で見つけてくるもの」と言われた人もいるのでは。「どうやって仕事を見つければいいのか分からない」という悩みの解消法として、3つのヒントは……。
昔から日本には、「仕事は自分で見つけてくるもの」という考え方を持つ企業が多いように思います。今回は、特に若手ビジネスパーソンに多い、「どうやって仕事を見つければいいのか分からない」という悩みの解消法として、3つのヒントをお伝えします。
ヒント(1)仕事のできる先輩を真似る
第1段階としておすすめなのが、「この先輩は仕事ができるな」と思う先輩を見つけて、その人をよく観察し真似ることです。
「学ぶ」という言葉は、元々「まねぶ」が語源です。「真似る」ことが、「学ぶ」の最初のステップなので、どんどん真似してみてください。
昔は「とにかく若い人は先輩社員にくっついて仕事のやり方を学べ」といった風潮があり、自然と「真似る」ことがしやすい環境でした。しかし、最近では効率化を重視して、一定のトレーニングを終えたらすぐに1人で行動させる企業が増えました。その風潮が、今回のような悩みにも繋がっているようにも感じます。
だからこそ自主的に、どうやったらそのよく仕事ができる先輩の技を盗めるのか、学べるのかということに取り組んでみてください。
ヒント(2)常に疑問を持つ
次に、「常に疑問を持つ」ことを意識的にしてみましょう。例えば、仕事のやり方が決まっているとすると、「なぜこういうやり方をするのだろう」と考えてみてください。もし、そのやり方に改善の余地があることに気付けたなら、その改善策を「自分で見つけた仕事」にすることができます。
何かに気が付かない人というのは、思考停止状態で、仕事ではなく作業になっています。仕事を作る上では、「なぜこういうやり方をしないといけないのだろう」「こうやったらもっと良い状態になるのではないか」と常に疑問を持つことが非常に大事です。
改善策をいきなり考えるのは難しいと感じる方は、「もっと手間が省けないか」など効率性や生産性を1つの軸においてみてください。そう考えることで、新しいやり方や作業が生まれ、それこそが「自分で新しい仕事を作る」ということに段々とつながっていきます。
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