ニュース
ユニクロの8月売上高が3割増 猛暑で夏物好調、エアリズムマスク効果も:客数も26%増
ユニクロの8月の既存店売上高は前年同月比29.8%増だった。猛暑だったことで夏物衣料が好調。エアリズムマスクも人気だった。
ファーストリテイリングが9月2日に発表した「ユニクロ」の国内売り上げ実績(速報)によると、8月の既存店売上高は前年同月比29.8%増だった。猛暑だったことから夏物衣料品の販売が好調。「エアリズムマスク」も人気だった。
既存店売上高は、新型コロナウイルスの影響が大きかった3〜5月は前年同月を下回ったが、6月以降はプラスに転じ、3カ月連続で前年を上回った。8月は、前年同月と比べた増加率が6月(26.2%増)を超え、感染拡大後で最大だった。
また、客数も26.0%増と大幅に増加。客単価は3.0%増だった。既存店の数は計705店舗。
8月は記録的な猛暑だったことから、通気性を高めた素材「エアリズム」の商品や、Tシャツブランド「UT」など、夏物の中心的な商品が好調だった。また、在宅需要に対応する衣料品などのほか、8月に一部改良したエアリズムマスクの人気も客数や売上高に寄与した。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
ユニクロ、「エアリズムマスク」を6月19日発売 “3層構造”で着け心地と機能性を両立
ユニクロは6月19日、「エアリズムマスク」を発売する。独自の3層構造によって防御性能を高めた。感染予防が求められる新しい生活に沿った商品として、需要の獲得を狙う。
コロナ禍でも絶好調のニトリ 2割増益の3〜5月期、2つのポイント
ニトリホールディングスの業績が好調だ。2020年3〜5月期は、純利益が前年同期比25%増。新型コロナの影響で一部店舗の臨時休業も実施したが、在宅需要とEC需要を取り込めたことが好決算につながった。
ユニクロが「エアリズムマスク」を一部改良 通気性を高めて新色も投入
ユニクロが6月19日に発売したエアリズムマスクを一部改良した。通気性を高めており、新たな色も投入。8月中旬から流通し始めているようだ。
インバウンドは「ゼロ」想定… 赤字相次ぐ百貨店大手、“休業2カ月”の穴は埋まるか
百貨店大手の第1四半期決算では、新型コロナ感染拡大に伴う店舗休業の影響が大きく、赤字の計上が相次いだ。営業再開後も消費動向を見通しづらい情勢となっている。2020年度の見通しでは、三越伊勢丹HDなどがインバウンドの売り上げをゼロと想定している。
HISは中間赤字に 9割以上減った旅行需要、回復のカギは「新しい国内の旅」
新型コロナウイルスの感染拡大によって、旅行各社は大幅な収益の減少に直面している。夏の旅行シーズンを前に、都道府県をまたぐ移動制限が緩和されたことから、まずは国内旅行で「新しい生活様式」を意識した需要喚起が活発になっている。

