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「会社を買う」はありか:所有と経営(3/3 ページ)
「会社を買う」という言葉をよく見るようになった。「M&A」のマッチングサイトの広告もよく見かけるようになり、ここにきて一気に身近に感じるようになった気がする。 「サラリーマン」が会社を買うのは、大丈夫なのか?
「サラリーマン」が会社を買うというのは、大丈夫なのだろうか?
会社を経営したことのない人が、果たして会社を所有してうまくいくのだろうか。
会社を買うというのは、具体的には株を所有するということになるわけで、そういう意味では「株」の購入と、近い感覚なのかもしれない。
とはいえ、表示してある費用だけで収まるわけはなく、仲介手数料もあれば、所有後の運転資金がすぐに必要になったり、新たな投資が必要になることもあるだろう。従業員の問題もあれば、事業の継続のためには、山のように課題もあるだろう。
しかし、「事業、技術を次代に遺す」という観点から見れば、単純に資本だけが不足するという理由だけで貴重な事業が無くなるのなら、ビジネスパーソン人生として、一度ぐらいは社会に貢献するという意味で、チャレンジする価値はあると思える。
何より、この経験は、これからのビジネスにとってまさにリアルな学びとなるだろう。大半の人は、そのスキルも知識もないだろうが、今の会社にビジネス人生を捧げることに疑問を感じているのであれば、勉強を始めるのもひとつの選択肢かもしれない。(猪口 真)
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