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ファミマ、札幌ラーメンの名店と“母の味”でコラボ 「さっぽろ純連」監修冷凍チャーハンを発売:お母さん食堂を強化
ファミマが「お母さん食堂」ブランドで「さっぽろ純連監修チャーハン」(税込278円)を9月22日に発売する。現店主の母親が考案したチャーハンの味を再現する。お母さん食堂シリーズを強化する。
ファミリーマートは9月22日、オリジナル総菜・冷凍食品ブランド「お母さん食堂」の「さっぽろ純連監修チャーハン」(税込278円)を全国のファミマ店舗で発売した。さっぽろ純連は、札幌市内で営業するラーメン専門店。お母さん食堂ブランドでの“名店コラボ”は初となる。
さっぽろ純連は1964年創業。現店主である村中教愛氏の母親がつくりだしたみそラーメンとチャーハンが看板商品だという。「お母さんが苦労して真心こめて大切につくった味」という点がお母さん食堂の方向性と一致したため、コラボが実現した。
同商品はさっぽろ純連の味を再現するため、ラードでコクを出し、高温で炒めることで香ばしさを追求した。具は、焼き豚と玉子というシンプルな組み合わせとなっている。
ファミマのマーケティング担当者によると、冷凍チャーハンは20〜50代の男性に特に支持されているという。通常のチャーハンは1人前が200〜250グラムとされているが、新商品は300グラムとした。量の多さをアピールするため、パッケージデザインではチャーハンの存在感を大きく打ち出している。
お母さん食堂のブランドは、2020年9月に3周年を迎えた。ファミマはこれを機に「安心・安全」をより強く打ち出した商品開発を進めるという。冷凍チャーハンだけでなく、ハンバーグやマーボー豆腐などもリニューアルし、コロナ禍で増加する中食需要に対応していく。
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