学生が「インターンしたい」人気企業ランキング ANA・JALは転落、1位は……?:コロナの影響も(2/2 ページ)
2022年卒業予定の学生を対象にした「インターンシップ人気企業ランキング」を楽天が発表。1位は……?
対象をIT・ネット企業に絞った「IT業界インターンシップ人気企業ランキング」では、NTTデータが昨年3位から順位を上げ、1位になった。昨年と比べて、コロナ禍でも上位10位では大きな順位変動はなかった。
ランクアップが目立ったNTTコムウェア(45位→26位)、日立ソリューションズ(86位→31位)は、エンジニア向けのプログラムをさまざまなテーマ別に用意するなどインターンの内容を工夫していた。志望理由別ランキングの「プログラムを通じてスキルが身に付きそう」でも、NTTコムウェアは1位、日立ソリューションズは5位にランクインした。
IT企業への志望理由では「ITなど専門スキルが身に付きそう」を挙げる声が多かった。インターンシップを通じ、スキルアップを図りたいというニーズが高まる中、プログラムの内容に趣向を凝らした企業が支持を得ている傾向が分かった。
IT業界に対するイメージ・魅力については、「成長性の高いビジネスである」(44.8%)という回答が最多。コロナ禍で先行きが不透明な中、IT業界の高い成長性を重視する学生が多いという。
楽天は「そうした学生に対し継続的な採用ブランディングと、学生の志向に合わせたインターンシップに取り組むことが重要だ。それらを実践している企業がランキングの上位に入る傾向がある」としている。
調査は4月8日〜7月31日、22年卒業予定の学生を対象に、就活情報サイト「楽天みん就」とオンラインイベント「みん就 LIVE」で実施。インターンシップ人気企業ランキングは1129人、IT業界インターンシップ人気企業ランキングでは433人から回答を得た。
調査対象企業はそれぞれ約360社、約200社。学生がインターンシップに参加したい企業5〜7社をそれぞれ選択し、各企業を志望する理由を回答したものを、楽天が独自の算出方法で集計したという。
関連記事
- コロナで会えない就活生の“内定ブルー”は解消できるか 「学生に寄り添う」ビッグローブ人事部の挑戦
例年「内定ブルー」になる学生は多いという。ビッグローブは今年オンライン内々定者懇親会を開き、先輩社員と話す場や内々定者同士の交流機会を用意することで、学生の不安や懸念点の解消に努めている。オンラインでの懇親会は初めての試みで、思わぬハプニングや苦労もあったという。舞台裏を聞いた。 - コロナ禍で重要度増す“採用ホームページ”、学生からの好感度1位の企業は?
ディスコが発表した「2021年卒 採用ホームページに関する調査」によると、学生の約6割が個別企業のサイトを“有益な情報源”と認識。コロナ禍の今年、企業のサイトによく目を通した学生が多かった。好感度が高い採用ホームページの1位はソニーだった。 - 退職者が「辞めたけど良い会社」と感じる企業 2位はグーグル、1位は……
オープンワークが発表した「退職者が選ぶ『辞めたけど良い会社ランキング2020』」によると、1位はマッキンゼー・アンド・カンパニー。2位はグーグル、3位はP&Gだった。 - 「上司の監視が度を過ぎている」 急増する「リモハラ」とその対策
リモートワークが普及しつつありますが、それに伴ってリモートワーク中に受けるハラスメントも急増しています。リモートワークならではのハラスメントについて、発生の要因と防止策を考えます。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.