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メルカリ、省スペースで展開可能な「メルカリステーション」を開設 アプリの利用促進を図る:意向はあるが出品未経験者が約3000万人
メルカリは、約2畳から展開可能な「メルカリステーション」を「Panasonic KURA_THINK」に開設。意向はあるが出品したことがない人は3610万人。同施設を通じてアプリ利用の促進を図る
メルカリは10月16日、店舗の空きスペース約2畳から展開可能な「メルカリステーション」を、パナソニックが運営する「Panasonic KURA_THINK(パナソニック クラシンク)」(神奈川県藤沢市)にオープンした。営業期間は2021年2月28日までで、営業時間は午前10時〜午後7時。
「メルカリステーション」は、メルカリの使い方をスタッフに聞いたり、撮影や梱包のコツを学んだりできる施設。6月に新宿マルイ本館、7月にららテラス武蔵小杉に出店してきた。新たに設置した施設では、メルカリオリジナルの梱包資材を販売するほか、出品したい商品を撮影できるブースや非対面で発送できる「メルカリポストプラス」を設置。
メルカリとパナソニックはこれまで、メルカリポストの開発でパナソニックのテクノロジーを活用するなどの取り組みを行ってきた。今後は施設内でメルカリの使い方が学べる「メルカリ教室」などの開催を予定している。
今回開設したメルカリステーションは、コンパクトな可動式モジュールを組み合わせた形式。最小で約2畳分のスペースに設置ができるという。同社の調べによると、メルカリへの出品意向はあるものの、利用したことがない人は3610万人に上る。今後同社は、店舗の空きスペースでの活用などを想定し、アプリ利用者の拡大を図りたい考えだ。
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