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コロナ禍で売上は1.5倍! 耳をふさがない「骨伝導ヘッドフォン」は何がスゴいのか:路上でも使える(2/6 ページ)
新型コロナの感染拡大を受けて、宿泊業や外食産業は大きくダメージを受けているが、そんな中でも前年比で売り上げを伸ばしているアイテムもある。「骨伝導ヘッドフォン」だ。なぜ、この商品が売れているのかというと……。
骨伝導技術の向上にまい進
アフターショックスのヘッドフォンは、このように両耳に引っ掛けて利用し、耳穴をふさがない。骨に伝わる多少の振動とともにスピーカーから音が聞こえ、周囲の環境音にヘッドフォンからの音が重なるようなイメージだ。周囲が騒がしければ聞きづらくなるが、雑音が少ない状況では十分に聞き取れる。メガネやマスクとの併用も問題ない。
同社は、12年に初の骨伝導ヘッドフォンを開発し、現在は6種類を発売する。骨伝導技術はこれまでに8段階の成長を遂げており、骨伝導での音の出力に成功した第1世代、音漏れを50%削減した第5世代、スピーカーのボリュームを30%削減、消費電力を25%削減した第6世代、最新の低音再生技術を採用した最高音質と音漏れ防止を実現した第8世代と、同社が信念をブラすことなく骨伝導技術の向上にまい進してきた様子がうかがえる。
最新の第8世代に活用している特許技術では「空気の振動」を極限まで減らし、振動する方向を内側に集約することにより、それ以前と比較して大幅に「音漏れ」を防ぐことに成功したという。
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