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お肌の手入れをするおじさんが増加! 背景にある「女性の社会進出」と「オンライン会議」:男性用化粧品(1/2 ページ)
インテージの調査によると、男性用化粧品の2019年の市場規模は対15年比で9%増となったという。特に購入率の伸びが多い年代は40〜60代。スキンケアを意識していなかった年代が、基礎化粧品を使用するようになった理由は?
最近、店舗や広告でよく目にする「男性用化粧品」。その市場は着実に伸びていて、調査会社のインテージ(東京都千代田区)の調べによると、2019年の市場規模は対15年比で9%増となったという。特に購入率の伸びが多い年代は40〜60代だ。
特に好調なのは洗顔クリームや化粧水などの「基礎化粧品」。その売り上げは男性用化粧品市場の約6割を占め、15年比で15%増と最も高い伸び率となった。
15年と19年の男性用基礎化粧品の購入率と、購入者あたりの年間購入金額を年代別に比較してみると、購入率の伸びが特に大きい年代は40〜60代。これまでスキンケアを意識していなかった年代が、基礎化粧品を使用するようになったと考えられる。
インテージは、40〜60代がスキンケアを意識するようになった背景の1つとして「女性の社会進出」を挙げる。「職場や取引先など、社内外のあらゆる場面で女性と接する機会が増え、身だしなみに気を遣って基礎化粧品を購入するといった行動も増えているのではないか」(同社)
また、新型コロナウイルス感染拡大で、オンライン会議やマスクの着用機会が増えたこともその広がりを後押ししている。
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