夫婦でのテレワーク、約半数が「夫婦げんか」を経験 理由は?:7割以上は「集中できていない」
夫婦でテレワークをしている人のうち、約半数が「夫婦げんか」を経験していることがオーディオテクニカの調べで分かった。また、不満を感じている人が7割近くに上った。その理由は?
夫婦ともにテレワークをしている人のうち、約半数が「夫婦げんか」を経験していることがオーディオテクニカ(東京都町田市)の調査で判明した。また、7割近くの人が「不満を感じている」という。
全国の20〜40代の働く男女 2,532人に「1年前と現在、テレワークをすることが1週間にどのくらいあるか」と尋ねたところ、週に1回以上テレワークを行う割合が、1年前の9.4%に対して現在は28.6%と、1年で19.2%増加したことが判明した。また、1週間のなかでの導入日数は平均で3.13日となった。
夫婦ともにテレワークをすることが週1回以上ある男女300人に「夫婦ともにテレワークをすることが1週間にどのくらいあるか」を尋ねると、平均2.93日という結果になった。また「夫婦でテレワークをすることで不満や集中できていない、けんかをしたことはあるか」との問いには「不満を感じている」が67.0%、「集中できない」が72.3%と7割近くに。「夫婦げんかをしたことがある」との回答は46.0%で約半数に上った。
夫婦でテレワークを行う日数に対して、不満を感じたりけんかをしたりする日数の割合を尋ねたところ、不満に感じている割合は2.27割、集中できていない割合は2.45割、けんかをすることがある割合は1.10割という結果に。これから1年間テレワークの状況が継続すると仮定した場合、夫婦でのテレワークが原因で不満を感じながらテレワークをする日数は年間で約33日、集中できていない日数は約35日間、約16日は夫婦げんかをしていることになる。
また前問で「夫婦でテレワークをすることで不満や集中できていない、けんかをしたことがある」と回答した人にそのを尋ねたところ、不満を感じる理由、集中できない理由の両方で「相手の物音や声」が1位に。また、けんかの理由の1位は「家事や食事などの分担」となった。
この調査は2020年10月に、20〜40代の働く男女2532人と、夫婦ともにテレワークをすることが週1回以上ある男女300人を対象にインターネットで行われた。
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