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「からあげクン」が野口さんと一緒に宇宙へ プロジェクト発足から3年9カ月:フリーズドライ(1/2 ページ)
野口聡一宇宙飛行士が搭乗するクルードラゴン宇宙船(Crew-1)が打ち上げられた。宇宙船にはさまざまな「宇宙日本食」を搭載している。ローソンの「スペースからあげクン」はどのようにして開発されたのか。
野口聡一宇宙飛行士が搭乗するクルードラゴン宇宙船(Crew-1)が、日本時間の11月16日午前9時27分に打ち上げられた。宇宙航空研究開発機構(JAXA)によると、野口宇宙飛行士は長期滞在クルーとして国際宇宙ステーション(ISS)に約半年間滞在する予定だという。
宇宙ステーションに持ち込まれる宇宙食の中に、ローソンが開発した「スペースからあげクン」がある。これは、ローソンの看板商品である「からあげクン」の味を再現し、フリーズドライ化したものだ。開封してそのまま食べられるようになっている。
ローソン社内に宇宙プロジェクトが発足したのは2017年2月。ある社員が自社商品を宇宙食にしたいと考えたのがきっかけだという。同年3月には初めて筑波宇宙センター(茨城県つくば市)を訪問し、「宇宙日本食」の担当者から説明を受けた。宇宙日本食とは、JAXAが宇宙食としての基準を満たしていると認定した食品。ISSに長期滞在する日本の宇宙飛行士に、日本の味を楽しんでもらい、ストレスを和らげるのが目的だ。
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